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シェリーとゴンザレス・ピアス ゴンザレス社の歩み 伝統の製法 ヘレス、そしてリオハの逸品
ゴンザレス・ビアス
シェリー酒を世界に広めたスペインの雄
シェリーとゴンザレス・ビアス
ゴンザレス社の歩み
伝統の製法
ヘレス、そしてリオハの逸品
スペイン、アンダルシア地方で産する世界的な銘酒“シェリー”
スペイン、イベリア半島の西南端、アンダルシア地方のへレス・デ・ラ・フロンテラ。この「へレス」という町の名前に由来するのが、世界的な銘酒「シェリー」です。

食前酒の代表的な存在として世界中で高い人気を誇るシェリーは、いわゆるドライシェリー、辛口の「フィノ」と呼ばれるタイプが最も有名ですが、実は「フィノ」のほかにも辛口から甘口まで、さまざまな種類があります。

まずは、主なシェリーの種類について、いくつかご紹介しましょう。

●フィノ(辛口)
いわゆるドライシェリーと呼ばれる代表的タイプで、辛口でしなやかな舌触り。最低3年以上熟成、色は透明感のある麦わら色。熟成が3年に満たないフレッシュな辛口のものは「マンサニージャ」と呼ばれます。

●アモンティヤード(辛口)
辛口の中でもフィノより長い熟成により、まろやかなコクとなったシェリー。
最低5年以上熟成させ、色は琥珀色になります。


●オロロソ(辛口)
シェリー最上級の長い熟成を経た、重厚なコクをもつ辛口シェリー。
最低7年以上熟成させ、色は琥珀色からマホガニー色になります。


●ペールクリーム(甘口)
発酵が終わらないうちにブランデーを添加して発酵を止め、ぶどうの甘みを酒中に残したシェリーを最低3年以上熟成させたもの。
7年以上熟成させた重厚な甘口シェリーもあり、これは特に「クリーム」と呼ばれます。

さて、なぜ「シェリー」というお酒の名前が「へレス」という町の名前に由来しているのか、日本人には少々わかりにくいかもしれません。

実は「シェリー=Sherry」というのは「へレス=Jerez」が英語流になまった呼び方。スペインでは、町の名前そのままに「へレス=Jerez」と呼ばれており、ちなみにフランスでは「セレス=Xerez」と呼ばれています。

そのため、シェリーのラベルには必ず「Jerez-Xerez-Sherry」とすべてが表記されており、いずれの語もスペインの原産地統制呼称法上の「D.O.」として扱われます。

つまり、産地の名前が冠され、生産できる地域が限定されているシャンパンやコニャックと同様に、へレス近郊の限られた地域でつくられたシェリーのみが「シェリー=ヘレス」と名乗ることができるのです。

ドライシェリーの代名詞“ティオ・ペペ”を世に送り出したシェリー・メーカーの名門
ゴンザレス・ビアス社
ゴンザレス・ビアス社は、へレスの町で最も大きく、そして世界で最も有名なシェリー・メーカーです。その歴史は1835年にまで遡り、シェリーを世界的な銘酒へと育んだ立役者的な存在といえます。

同社の看板ブランドとして特に有名なのが、ドライシェリーの代名詞ともいえる「ティオ・ペペ」。誕生から150年以上、多くの人々から愛されてきたこのワインは、現在世界100ヶ国以上の国々で年間1,000万本以上が愛飲されている、シェリーのトップブランドです。

「ティオ・ペペ」のほかにも、オロロソの「アルフォンソ」、ペールクリームの「サン・ドミンゴ」、甘口の年代物「ノエ」など、辛口から甘口までさまざまな種類のシェリーを世に送り出しています。

また、1980年代にはスペインを代表するワインの名醸地であるリオハにも進出。創業以来160年以上に渡って伝統的な製法を守りながら高品質なシェリーを造り続けているゴンザレス・ビアス社は、リオハ進出後、スティルワイン(以下を参照)の分野でも傑出したワインを手がけています。

写真 ティオ・ペペ
 
写真 アモンティヤード・デル・デューク
 
写真 サン・ドミンゴ
 
 

スティルワイン: 無発泡性で、炭酸ガスをほとんど含まない、いわゆる一般的なワインのこと。
赤・白・ロゼの3種類があり、スパークリングワインや酒精強化ワイン、
フレーバードワインと区別するのに用いられる言葉です。
酒精強化ワイン: スティルワインを醸造する途中や醸造後にブランデーなどのアルコールを添加したワイン。
保存性が高く、独特の風味があります。
シェリーやポート、マディラなどのワインがこれにあたります。

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく、ほどほどに。のんだあとはリサイクル。