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オーストラリアのワインライターでスクリューキャップに関する研究を続けているタイソン・ステルザー氏の著書より抜粋
15%から20%のワインが、コルク臭の影響を受けているといわれています。
コルクは天然の素材であることから、状態のいい物と悪い物に分かれ、穴が開いていたり、虫による穴や切れ目ができるなどといった予測不能な酸素の流入による酸化がおきることから、ボトルによる差が大きくなってしまいます。
コルク栓は、コルク臭以外にも、木の香りやバニラ・コーヒー香などといったコルク由来の香り成分がワインに影響を及ぼします。コルク由来の香りは、不快な香りを含むこともあります。
コルク(ナチュラル/プラスチック)はワインが本来持っている特定の香りを失わせてしまうことがあります。
ワイン伝統国のワイン業界では、スクリューキャップは、ワインの長期保存には適さないといわれていますが、1961年に試験的に使用され、1972年に実用化されたスクリューキャップは、70年代から行われたライキン博士による熟成実験により、白ワインでは、フルーツの香りをもっとも高い状態でキープするなど、理想的な熟成を促すことが証明されています。
赤ワインもまた、フランスの60年代、オーストラリアの70年代のスクリューキャップワインが現在テイスティングされて、酸化の影響が少なく、果実香とボディの保存がされていると、とても高い評価が出ています。
このことは、赤ワイン・白ワインの区別なく、証明されています。
スクリューキャップのライナーとして、非常に密閉性が高くワインにどのような香りも移さない素材として、1970年代からPVDCなどが使用されています。
タイソン・ステルザーはフリーのワインライターで、彼の著書「テーミング・ザ・スクリュー、マニュアル・フォー・ワインメーキング・ウィズ・スクリューキャップス」2003年の発行後、世界的に注目を浴び20カ国以上で翻訳されています。
1996年クイーンズランド大学を卒業、理学士学位、文学士学位、教育学位を取得した。現在クイーンズランドゴールドコーストのトリニティ・ルーテル大学にて教育修士を取得、シニア科学リーダーの役職に就いています。