|
メルシャン株式会社(本社:東京、社長:岡部有治)は、白ワイン醸造の奇才として知られているフランス・ボルドー第二大学醸造学部、デゥニ・デュブルデュー教授の甲州ワイン改革のご賛同に基づき、同研究室との共同研究により甲州ワインの特有香を発見し、その特徴を持つ『シャトー・メルシャン
甲州きいろ香』を来春新発売します。「甲州」は、古くから脈々と栽培されてきた日本固有のぶどう品種です。これまで、甲州ぶどうから造られるワインは、ニュートラルではっきりとした強い特徴がない「中庸な香味のワイン」として認知されてきました。 メルシャンでは、日本固有のぶどう「甲州」から、優れた特徴を持ったワインを産み出すべく、甲州ぶどうに含まれる様々な成分を研究してきました。その結果、甲州ぶどうには、素晴らしいグレープフルーツ様の香りの素となる成分(3-メルカプトヘキサノール)を含んでいることを発見し、その成分が最大になる時期を適熟期として収穫しました。また、醸造においても香りが最大限発現するよう細心の注意を払い仕込みを行いました。それらの原酒から、最もその特徴を表したキュヴェを瓶詰めしたのが『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香』です。 『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香』は、清涼感にあふれる、ハツラツとした香りで、グレープフルーツや青リンゴ、ライムなどのフレッシュな果実、吟醸酒的な白い花、そして少々イースティーな香りが、華やかに立ち昇ります。味わいは、まろやかなアタックの後、とてもフレッシュな酸が口中に広がり、後味にグレープフルーツと青リンゴの香りが残ります。低い温度でも香りが高いのが印象的なピュアなワインで、白身魚の塩釜焼や、焼きハマグリともよく合う味わいです。 「きいろ香」の名は、白ワインのアロマ研究に関して世界的に優れたボルドー第二大学醸造学部デュブルデュー研究室に在室し、現在リサーチ・エンジニアとして活躍する富永 敬俊(たかとし)博士の著書「きいろの香り」(2003年5月発刊・フレグランスジャーナル社)に由来します。メルシャンでは、この著書に大きなヒントを受けて研究に取り組み、新たな甲州ワインの特徴となる香り成分を発見しました。今回、研究員を同研究室に派遣し、香り物質の測定法から香りを最大限発現するための醸造などについて学んだ結果、この新たな甲州ワインを造ることに成功しました。 メルシャンでは、この経緯と富永博士に対する敬意から、その年の最高のキュヴェからのワインに「きいろ香」と名付けることにと決めました。「きいろ」とは、富永博士の愛鳥の名で、メザンジュ・ブルーという種類の鳥です。メザンジュ・ブルーは、メーテルリンクの「青い鳥」に登場することで知られています。博士は、ボルドー大学でのソーヴィニヨン・ブランに潜む香り成分の偉大な発見にあたり、愛鳥「きいろ」から漂う香りに勇気付けられ、重要な香りの成分を発見しました。 今回の発売に際し、この鳥「きいろ」を表ラベルに描き、シャトー・メルシャン・シリーズの甲州ワインに新たな香りをもたらしたことを表現しました。 このたび、日本固有のぶどう「甲州」に特有の香りを発見したことで、甲州が世界レベルでのワイン醸造用品種へと飛躍する機会となり得ます。 【発売の概要】
|
以上 |